| エロゲーと俺 |
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| 第七回 秋葉原エロゲー前線 |
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今や日本経済を支えてもおかしくないほどに発展したエロゲー業界 メーカー数は数十を越え、発売される数も月に数十本 年間に換算すると数百本という膨大な発売されている事になる その反面たった一作のみで姿を消すバブリーなメーカー、金返すコールが会場中に響き渡るぐらい酷いクソゲーが発売されている事を忘れてはならない しかし単価が高いだけに一本ヒットするだけでそれなりの金が入る上、固定ファンが付き二匹目の泥鰌はゲットしたも同然となる そしてその機会を虎視眈々と狙うメーカーは雨後の筍のようにいる またエロゲー好きの夢見がちドリーマー達はそんなエロゲードリームへ向かって頑張っているに違いない だがたとえ売れるゲームを作ったとしても売る手段が無ければ金は入ってこない 今までで何度も名前が出てきている秋葉原 この我が日本において東日本最大級のエロゲーシティなのだ 余談ではあるが、西日本最大級のエロゲーシティは日本橋である 東の秋葉原、西の日本橋 洋楽の世界で例えるなら西のY&T、東のRODSといったところだろう きっとこの例えを分かってくれる人は多くはない さてに話を戻そう 秋葉原は狭い一帯に数多くの店がひしめき合っている 家電製品やパソコンなどの販売店から、本、CD、DVDなどの娯楽品を売る店まで様々だ 中にはダイオードやコンデンサ、リード線などの部品、果ては盗聴器、盗撮カメラなどのてつもなくクライムな物品すら普通に売っている しかしこの街で最も目を引くアバンギャルドな販売店こそがエロゲーショップなのである 秋葉原を歩けば必ず目に付き、今では石を投げればエロゲーにあたるといわれるほど乱立している メッセサンオー、ソフマップ、ラオックス、ヤマギワ、などなど 勿論中古品を専門に扱う中古エロゲーショップの数も豊富だ 新作エロゲーが発売された当日に既に中古が売られている しかもほぼ全てが未開封なんてのは至ってノーマルな事 特に大作が発売された直後などは、新品を売ってる店よりも平積みされてる時もある 驚く価値すらない事象なのだ 何故この様な現象が起こるのか、それにはディープな理由がある 激戦区であるではどのエロゲーショップでも他の店を出し抜こうと必死なのだ ではどのようにして出し抜けばいいのか?? それは各店毎が独自に開発し、付属してくる特典物だ 今や特典物の出来次第で購入が左右されるという、経済学から見るととてもミステリアスな需要と供給がという形態が作り上げられている ここでよく考えてみて欲しい 各店毎が独自に特典を出すという事は、店の数だけ特典があるという事に他ならない その各店の特典が欲しいが為に、同じゲームを何本も買うというストロングスタイルを貫くソルジャーたちがいるのだ しかしそんなストロングソルジャーも人の子である 単価の高いエロゲーを何本も買うと、金が無くなってしまう そこで彼らは中古屋へと向かい無用の長物となった未開封エロゲーを金へ換えるわけである 勿論特典だけは売ろうとはしない これはメーカ、エロゲーショップ共に良く売れている事になる 勿論中古屋にとっても実売価格の数分の一で手に入れ、買取金額の数倍で売る事ができる 唯一損をしているといえばストロングソルジャー達かも知れないのだが、彼らは自分は損なんてしていないと非常にポジティヴな考えを持っている また中古屋へと売らずに保存用、観賞用などとして所持をする、意味の無い所有をする者もいたりする この様にはエロゲーは秋葉原において独自の流通形態を持っている事を覚えて欲しい なおこの独自の流通形態の根底にあるコンセプトは、結果はどうあれ売れれば良いという実にシンプル イズ ベストなものだと考えられる |